放射線技師に必要とされるPCスキルとは

よもやま話
こんにちは!放射線技師のういろーです!

今回は、放射線技師に必要とされるPCスキルについて記載したいと思います。

PCが得意な方も苦手な方も、ぜひご覧ください。

そもそも「PCスキル」とは。

PCスキルとは、その名の通りどれくらいPCが扱えるか、ということですね。

よく一般企業などの就活では、「Excelは使える?」とか「どのくらいパソコンの知識があるの?」と面接で聞かれることがあるようです。放射線技師の面接では聞かれることは少ないと思います。規模が小さくなるほど、聞かれる確率が高くなる気がします。

ネット上では、「マクロを組んだだけで神扱いされた」とかよく聞きますよね。

PCスキルと一言で言っても、wordなどのofficeを扱う基本的なことから、JavaやPythonなどのプログラミングをさす場合もあるため、定義が難しいです。

放射線技師業界で言うPCスキルも、実験などのデータをまとめるofficeを扱う能力や、病院のシステムなどに関するものなど、幅広く存在していると考えています。

PCスキルがないと困る?

病院のシステムもデジタル化が進み、PCスキルがないと厳しい部分が多いと考えます。

ただ、決して高度なスキルが必要なわけではなく、基本操作であるドラッグやドロップができる、フォルダ管理の概念がある、などのレベルであれば、普段の業務は問題ないでしょう。

フィルム時代から活躍している大先輩もいますが、普通に業務をこなせていますからね。ただ、操作がおぼつかなかったり、文字を打つのが遅いなどの弊害はあります。

また、最近は若い方にも苦手としている方が多いそうです。彼らは物心ついたときから、スマホやタブレットに囲まれて育っているため、PCに触れる機会が少ないからです。

ういろーは、小学生からPCをいじり始め、中学高校大学とPCがない生活など考えられない環境で育ってきましたので、PCを扱えないことが理解しがたいですが、そういった層が存在することを理解しておくことが必要です。

ういろーの後輩にも、WordやExcelを使ったことがない、という方がいました。

「大学時代のレポートはどうしていたの?」

と聞くと、

「スマホで書いて提出していました。」

と言われたことがあります。かなり衝撃を受けたことを思い出します。

PCスキルがあると、間違いなく重宝されます。

基本的な業務においては、上記の通り簡単なことさえできていれば、問題ないでしょう。

ですが、PCスキルが高い技師は間違いなく重宝されます。

というのも、おそらくどの病院にも、システム担当の技師がいると思います。カルテが電子化されていたり、オーダリングシステムも電子化されている現代において、システムを整える技師が必ず必要なのです。

ういろーも、当科のシステム担当を拝命しております。もともとPCに興味があるし、インフラを整えるという縁の下の力持ちな部分に惹かれて立候補しました。

システムは割に合わないといわれ、嫌悪されることも多いですが、ういろーは逆にそこに魅力を感じています。

やはり、頼りにされることが多いですからね。人から頼られると喜ぶういろーにとっては、まさに願ってもない仕事です。

また、放射線技師といえど、Officeを操作する機会は多々あります放射線と関係のない事務作業や、学会等のデータを処理するときなどです。このような場面でPCスキルが高い人は、作業効率が高いため、職場でも一目置かれる存在になります。

私もかつて、Excel VBA やPython を駆使し、単調な事務作業を自動化したことが何度かあります。

今まで40分かけて行っていた作業を、ミスなくワンクリックで処理するプログラムを組めた時は、我ながら感動しました。

まさに、上で記載したような「神」扱いされました。

PCスキルの高め方

PCスキルの高める方法で一番効果的なことは、ずばり「興味を持つ」ことでしょう。興味があると勝手に詳しくなっていきますからね。

「そんな定性的な話ではなくて、具体案を言えよ」

という声が聞こえてきました。

そこで、私が過去に取り組んだ中で、効果的であったことを紹介します。

それは、「ITパスポートを取得すること」「MOS検定を受験すること」です。

ITパスポートとは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施する試験の1つで、経済産業省が認定する国家資格です。
合格すると、「社会人として必要な情報技術に関する基礎知識」を習得済みであることを国から証明されます。

この試験は、IT知識への登竜門と言われていて、そこまで難しくありません。

ITパスポートで身に付く知識は、「WordやExcelなど単純なパソコン操作ができる」というレベルではありません。
業態業種問わず、全職種の社会人が業務を行ううえで必要な、ITの知識と基礎的な経営全般の知識が身に付きます。

一方、MOS検定はWord、Excel、Power Point、Accessなど、Microsoft社のOfficeと呼ばれるソフトウェアの操作スキル向上を目的とした資格です。

こちらの試験も、そこまで難しくありません。Word、Excel、Powerpointを同時受験しましたが、全部満点近かったと記憶しています。

ITパスポートで、一般的なシステムの知識を学び、

MOS検定で、Officeの習熟を目指す。

これが、放射線技師に必要とされるPCスキルを手っ取り早く身に着ける方法と考えています。

別記事で、いつか合格体験記を記載したいと思います。

まとめ

今回は放射線技師に求められるPCスキルについて記載しました。

「ITパスポートを取得する」「MOS検定を受験する」

どちらもお金と時間がかかり、自己研鑽となりますが、やって損はないと考えています。

ぜひ、これを読んでくれている皆さんも、実践してみてください。

私は皆さんを、全力でサポートします。

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