ういろーは、第12回のX線CT技師認定試験を受験しました。
当然、合格に向けて、仕事終わりや休みの日に、勉強をしこしこやっていたわけですが、
やりながら常に思っていたことがあります。
それは、
なんでこの試験、過去問を公開していないんじゃーーー!!
でした。
大体の資格試験は過去問が公開されており、それをやりこむことで数々の試験の合格を手にしてきたういろーにとっては、これは大問題でした。
過去問をやることで、傾向をつかんだり、知識の定着の効率が段違いですからね。
最近過去問が公式に公開されたらしいですが、調べてみるとこれだけしか出ていません。
https://ct-ninteikikou.jp/nintei/shiken/kakomon.html(認定機構のHPに飛びます)
・・・少ない。少なすぎますよ機構さん!!
CT認定試験の問題を作成しました!
というわけで、皆様の声にお応えして、問題を作成しました。
実際の試験を受験して、帰りの電車の中で記憶を呼び起こしながらメモを取り、テキストを再度読み込んで出題されていた文言をチェックしたうえで作成しました。
したがって、問題の内容は実際の試験とほぼ同じです。
過去問が公開されていないということは、裏を返せば毎年同じような問題が出題されているということです。
ただ、さすがのういろーも選択肢をすべて記憶することは不可能でしたので、ある程度ういろーのオリジナル選択肢が含まれています。そこをご了承のうえで、参考にしてください。
いざっ!!
第1問~第10問
正解1. ⑩の血管は以下のどれか。
1. 前下小脳動脈
2. 後下小脳動脈
3. 椎骨動脈
4. 脳底動脈
5. 上小脳動脈
正解:1
正解
2. 線減弱係数を変化させる因子はどれか。2つ選べ。
1. 管電圧
2. 密度
3. 管電流時間積
4. スライス厚
5. ピッチファクタ
正解:1.2
正解
3. 造影CT検査で禁忌となる患者はどれか。2つ選べ。
1. 脱水症状のある患者
2. 気管支喘息のある患者
3. 重篤な腎障害のある患者
4. 重篤な甲状腺疾患のある患者
5. ヨードまたはヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者
正解:4.5
正解
4. 管電圧発生装置で正しい記述はどれか。2つ選べ。
1. 管電圧の脈動率(リプル率)が大きい。
2. ダイナミックレンジが広い。
3. 管電圧波形の立ち上がり・立ち下り時間が短い。
4. 管電圧の安定性・再現性がよい。
5. 空間的配置が容易。
正解:3.4
正解
5. X線成型フィルタに関して正しい記述はどれか。2つ選べ。
1. 均一な形状をしている
2. X線幅を制御する
3. スペクトルと線量を平坦化する
4. X線が被写体に入射する直前に設置される
5. ビームハードニングを補正する
正解:3.5
正解
6. リングアーチファクトについて正しい記述はどれか。2つ選べ。
1. 軽度のものは、検出器の校正で消失することがある
2. X線管の一瞬のアーク放電による
3. 検出器の素子の1つが不良となった場合に生じる
4. 受光部のある1つの投影角度においてのみ生じる
5. 造影剤がボア表面に滴下した場合にも、同様のアーチファクトを生じる
正解:1.3
正解
7. アーチファクト対策で正しい組み合わせはどれか。2つ選べ。
1. コーン角 ‐コーンビームアーチファクト
2. 再構成アルゴリズム‐ビームハードニング
3. 薄層スライス ‐パーシャルボリューム効果
4. フェルドカンプ法 ‐モーションアーチファクト
5. 管電流 ‐ステアステップアーチファクト
正解:2.3
正解
8. 非線形フィルタに関して正しい記述はどれか。2つ選べ。
1. エッジを平滑化する
2. CT値が非線形に変化する
3. 実際に量子雑音を除去するわけではない
4. 比較的淡いコントラストの画像に対しても、効果が期待できる
5. 再構成された後の画像に対して処理することができる
正解:3.5
正解
9. 画像再構成に関して正しい記述はどれか。2つ選べ。
1. CTの画像再構成はラドン変換に基づく
2. 投影データは線減弱係数の総和で表される
3. サイノグラムの横軸はZ軸の位置を表す
4. 逆投影法は標準的手法である
5. FBP法においてシャープネスの高いフィルタを選択すると、ノイズが低減する
正解:1.2
正解
10. 実効スライス厚に関して正しい記述はどれか。2つ選べ。
1. SSPのFWHMで表される
2. 撮影線量で変化する
3. ワイヤファントムを用いて評価する
4. 求めたいスライス厚の1/2以下のスライス感覚で画像を再構成する
5. ピッチファクタで変化する
正解:1.5
まとめ
ふー。10問作成するだけでもなかなかの労力、、。
しかし、私は皆さんを全力でサポートします。順次50番まで公開します。
ではまた。
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