今回は、CT認定試験予想問題第41問から第50問です。
ついに、50問作成しました!ぜひ解いてみてください!
第41問~第50問
正解41. 左右で一対あるものは以下のどれか。2つ選べ2つ選べ。
1. 橋
2. 視床
3. 前交通動脈
4. 後交通動脈
5. 松果体
正解:2,5
正解42. 頭部外傷に関して正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 近年、CT装置の高性能化に伴い、CTはprimary survey になっている
2. 基本的にはXPの後にCT検査を実施すべきである
3. 頭部単純CTの場合、5mmスライス厚でSD4程度を推奨している
4. GCSスコアを用いて、患者の状態を評価する
5. 嘔気を訴えている患者の場合、造影を考慮する
正解:3,4
正解43. 心臓の再構成について正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 非分割式再構成法の時間分解能は心拍数に依存する
2. レトロスペクティブ再構成法はプロスペクティブ再構成法よりも被ばく線量が少ない
3. 分割式再構成法の分割数を増やすには、ピッチファクタを小さくする
4. 用いられる心電図の誘導はⅠ誘導が多い
5. 分割式再構成法は、分割された投影データの最大角度に応じた時間分解能となる
正解:3,5
正解44. 頭部CT検査において正しいものはどれか。2つ選べ。
1. ノンヘリカルスキャンで十分なコントラストが得られない場合、ヘリカルスキャンも考慮する
2. perfusion の解析にはdeconvolution 法を用いるのが一般的である
3. 頭部CTA検査の場合、血流が速いため、できるだけ高いピッチファクタを用いる
4. 骨折などの評価においても、横断像のみで十分評価できる
5. クリッピング後の残存動脈瘤の確認などでは、サブトラクション処理が有用である
正解:2,5
正解45. 頭部のウィンドウ設定として正しいものはどれか。
1. WL:-40 WW:80
2. WL:-80 WW:320
3. WL: 40 WW: 80
4. WL: 80 WW:400
5. WL: 0 WW:320
正解:3
正解46. CTHAに関する記述で正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 非IVRである
2. 動脈血流支配と門脈血流支配を完全に分離できる
3. 30%程度薄めた造影剤を用いる
4. 検査の目的は、門脈血流が減少した部位の検出である
5. CT値は、肝実質、肝細胞癌、肝動脈の順で上昇する
正解:2,3
正解47. TACEに関する記述で正しいものはどれか。2つ選べ。
1. 古典的肝細胞癌は適応となる
2. 非IVRである
3. CT透視を用いる
4. 低コントラスト分解能は、DSAよりもCTが優れている
5. 正常肝細胞は動脈血流の方が多い
正解:1,4
正解48. 図に示す心臓の血管に関する記述で正しいものはどれか。1つ選べ。
1. 特に異常はない
2. 左前下行枝が右冠動脈から起始している
3. 左回旋枝は右冠動脈から起始している
4. 右冠動脈が左冠動脈から起始している
5. 単冠動脈といわれる奇形である
正解:3
正解49. CT装置の安全管理について、間違っている記述はどれか。1つ選べ。
1. 受入試験はメーカーと使用者が一体となって実施する
2. 全国の医療機関は医療安全管理責任者を配置する必要がある
3. 安全管理体制として、機器導入時に関連スタッフへの研修を実施する
4. CT装置は特定保守管理医療機器に分類される
5. CT装置は高度管理医療機器に分類される
正解:5
正解50. 冠動脈の評価に関して正しいものはどれか。2つ選べ。
1.心機能評価に用いられるのは、VR画像である
2. Angiographic view は石灰化の分布や病変位置を全体的に把握するときに有用である
3. SCCTのガイドラインによると、VR法は推奨されない
4. プラークの分布を詳細に評価するには、CPRを用いる
5. Agatston score による優位な石灰化とは、CT値が、230以上でかつ2ピクセル以上の面積を有するものとされている
正解:2,3
まとめ
いやーなんとか作り終えました。
50問解ききれば、私が受験したCT認定試験の問題はほぼ体験したことになります。
過去問が公開されていない本試験においては、この問題たちを解くことは大変有意義なのではないかと感じています。
何もわからない状態で問題の確認に使うもよし、勉強を重ねてきて実力試しに解くのでもよし、使い方は皆様にお任せします。何事も反復が大事です。繰り返し解くことをおすすめします。
ういろーは皆様を全力でサポートします。
コメント